ドライバーの歴史を感じる?

先日のレッスンでの出来事ですが、20代の会員様がお爺さまの形見分けで譲り受けたクラブを持参されました。 私も久しぶりに拝見するモデルだったので所有者に了解を得て写真撮影したのでご紹介いたします。

向かって右が今年発売のエピックフラッシュスターのドライバー。左が会員様のドライバー(ブリヂストン J’s メタル)です。実に30年位前に販売され当時画期的と言われたゴルフクラブです。

 

向かって左に昨今の5Wを並べてみましたが、さらにヘッドの大きさの差に驚く結果になりました。シャフトの長さも同じドライバーですがかなり違います。ゴルフクラブを造る技術の進化がこの30年でとてつもない速さで進んでいる事を改めて感じることになりました。実際に旧モデルを打たせていただいたのですが構えてビックリ!

ボールとクラブヘッドの大きさがそんなに変わらないんです。「昔はこんなだったなぁ」と思い出した次第です。打ちにくさは正直ありませんが芯を喰う率が著しく落ちたのとボールの弾きが弱さが印象深かったです。今のモデルがどれだけ芯に当て易いのか、そしてフェース面の反発係数を究極まで高めているテクノロジーを改めて実感した次第です。 ゴルフクラブは今も進化を続けていますから30年後、今年のドライバーが今回私の感じた以上に古い懐かしいクラブと思えるのでしょう。 ゴルフは広い羊の放牧場で始まった為、野球のように100メートルでホームランではなく、何百メートルも飛ばしたいので遠心力を生む道具として進化を遂げています。 最も短いサンドウェッジから長いドライバーまでが同じ遠心力で振れるよう設計されて久しく、シャフトがクラブヘッドの手前に刺さっていることから、慣性モーメントや重心角の研究が進んで当たり易いクラブへと進化しています。 現在ではアイアンの鍛造化が進み、綺麗なデザインにもなってきていますが、女性が使える軽くて飛距離がでるヘッドへの進化を期待したいと思います。

ゴルフクラブは古くなって壊れるとか、劣化することは10年位ではありません。 新しいクラブが良く飛ぶように思えたりして買い替えます。 クラブを手に入れる方法は、①新品で購入 ②先輩や上司から譲り受ける ③中古で買い揃えるなど、ユーザーの状況により様々です。 大切にしたいのは、そのクラブを使う人が幸せなゴルフライフをこれから先過ごすにふさわしいクラブか否か?だと思います。譲渡の場合は複雑かもしれませんが、貴方の体格・体力・年齢などに合った、良い道具を有識者にご相談されたうえで購入して頂ければと思います。 アプトはいつでもお手伝い致します。

 

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