ラグビー日本代表がアイルランドに勝つ2年目の奇跡で日本中が盛り上がっていますね。 「バレーボール女子のオランダ戦を応援しましょう!」と、呼びかける勝利会見でのリーチマイケル主将の締めくくり、スポーツ従事者が他のスポーツから勇気をもらう、諦めない気持ちと先を読む戦術にその共通点があったように思います。
ラグビー日本代表の活躍で、ゴルフの話題がニュースに登場しない週末、少し残念でしたがいろんなスポーツの人気が上がって盛り上がるのは良いことでしょう。
さて、本題の石川遼プロの先週末です。 パナソニックオープンの2日目金曜日、9打伸ばす快進撃で2位に浮上し注目を集めましたが、最終日は1歩及ばず16アンダーの3位で終了しました。 本人語っておられましたが、初日73位の出遅れが敗因だったでしょう。
ゴルフを楽しむ皆さんに注目して頂きたいのは、最終日石川プロのアプローチの技です。 短い距離での深い夏のラフ。 下りもあれば、またボールが見えないくらいのラフではどうしてもボールとクラブフェイスの間に草が入り、止まりにくくなります。 ローチップで低く出すけれどピン真っ直ぐに寄せる場面や、ロブショットで下りのランの方向・距離を読む最終ホールなど、この日の石川プロは殆どのアプローチでチップインを狙っていたでしょう。 ゴルフのスコアメイクはアプローチとパターです。 アマチュアゴルファーの世界では練習ラウンドなどありませんから、アプローチで寄る事が非常に大事す。 そしてこの技術力とは、自然環境に適応できる「引出の数」がものを言います。 是非ともこの技、学んでいただければと思います。 本来パターで入れるのがゴルフですがチップインで逆転を狙い、最後まで諦めないプロの姿をゴルフでも見た気がします。